【2】御伽の国、アトランティスの聖なるキャバクラの物語
こんにちは、タヌ吉です。
昨日は閉店後のスーパー銭湯でくつろぎました。
いつから私達と人類のみなさんとの隔たりが深くなってしまったのでしょうか。
いつかはみなさんと一緒に湯につかりたいものです。。
「せーじの悪口ゆうんやったら自分の悪口いった方がまだタシになんでぇ、直すトコ見つかるやも知れんしな!」
エマの説教がキャバクラ・ホワイトマウンテンに響きます。
いつしか、この説教スタイル?!が人気となり、エマに説教されたい、そんなお客さんが列をなしました。今風に例えると大人気アントニオ猪木のビンタ、といったところでしょうか。
「ふん、また奇策かいな、あの女は」
同僚の多くは面白くありません。
しかしながら、よくよく咀嚼するとエマの説教接客には役に立つ内容が多く、奇策とばかりも言えない素晴らしさがありました。
そうしているウチに今度は理屈っぽい“論客”のような、なかばエマに挑むような男性も来店するようになりました。
その時には既にエマはなかなか指名できない人気キャバ嬢となっていました。
論客A
「私はね、かねがねこのレムリア国の‘’教育‘’について研究し、是正案を…」
エマ
「教育のメリットは物事をシンプルに捉えれるようになるってこっちゃ。アンタ、話シンプルじゃないね〜」
論客A
「ですからね、私が申し上げたいのは、かくかくしかじかで、、…」
エマ
「ヨシ、おっさん、シンプルに話できる講座通いなはれ、そこでイイ出会いもあるんちゃうの〜?」
論客A
「えっ?!そういうモンですかね?!ヨシ、行ってみます!」
エマ
「そうや!その調子!」
いつの間にかエマの接客でイイことにありつきました!という人が湧き出し?!噂が噂を呼び女の方までがキャバクラ・ホワイトマウンテンに列をなしたのです!
「なんや、今度はインチキ占いでも始めるんか、そのウチ変な宗教やるで、アイツは」
同僚達はますます面白くありません。
エマがスピリチュアルな能力を使ってキャバ嬢として成功するハナシ
に見えます。
スピリチュアルな能力の側
がエマを使っている????
この宇宙を創生し、かくかくしかじかあってのけ者にされた神は、
能力が欲しい者には
一切ソレを与えず、
有意の者は、
時として能力の側がその者を使う
という秩序を打ち立てました。
ナントモ厳しいと言えば厳しく、面白みを取り上げられたような気分です。
エマは聖人であったかと言えばそうではありませんでした。
立派!
というタイプでも無かったようです。
地球を救う!という崇高さも、、、、、
ただただ、
自分がどこまでやれるのか試してみたい
自分の可能性は大きいハズだ
とヤンチャに思っていたようです。
有意、とは聖人君子であるという事に限らず、なにかしらの情熱を持っている、これでも良いのです。
再びタヌ吉です。
テレビドラマ『池袋ウエストゲートパーク』は情熱をくれるスゴい大作ですよね。
でも、表面には下ネタ満載であまり霊性を上げる作品に見えません。
でも、タヌキの目で見ると、、、、
あら不思議、ギリシャ神話の焼き直し
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