ここに、キャバクラ・ホワイトマウンテン伝説の一日がはじまる、、、、
〜アトランティス国、キャバクラ『ブラックレイン』オープン日〜
アトランティス国の官僚
「さあ本日は記念すべきキャバクラ・ブラックレインのオープンです!このスタジアム級のキャバクラにはキャバ嬢6000人が常時出勤しており、お酒も宇宙じゅうのあらゆる叡智を結集し、決して他では、そう!ホワイトマウンテンでは飲めないお酒も300種類以上ご用意してます!」
エマを越えたというふれこみのキャバ嬢リン
「最高のエンターテイメントは説教や悪ふざけの冗談じゃあナイはずです!私達ブラックレインはトコトン究極までお客様を良い気分に致します!!」
場内
「ワーーっ リンいいぞー!」
「やっぱリンの方がエマより断然カワイイー!」
「時代はブラックレインだ!リンだーー!」
もちろん、
この様子は世界中に生中継され、悔しいながらも世界はアトランティス国の圧倒的パワーにひれ伏すしか無い、そんな思いでした。
テレビには次から次に世界じゅう、宇宙じゅうからの重要人物とされるVIPが映りました。みな華やかな場面を高らかに笑いながら楽しんでいます。
次はシャンパン的な超高級酒をヘリで空からスタジアムじゅうに撒く、という宇宙イチ豪華な催し、
人々は見ていられなくってテレビのチャンネルを変えます。
アトランティス国王の来店以来、エマのホワイトマウンテンの様子は毎日世界放映
ぽつん
しーーーん
エマ・チャンネルには店内にひとりだけ、あまりお金を持っていそうにない、ずんぐりむっくりのオヤジさんが座っています。
アイ(ナンバー6)
「おっさんラッキーやな、他はブラックレインいってもーたから珍しくワイら独り占めやで」
アユタヤ(ナンバー2)
「なんだか、エマが持つ世界最高売り上げキロクを塗り変えるとかさっきのアナウンサー言ってたよね」
オヤジさん
「おう、じゃあ枝豆とビール頼むわ」
エマ
「いやーシケとんなオッサン、あっちが空からシャンパンゆうてんのに、アンタ枝豆とビールかいな、かーっ寂しい」
ホワイトマウンテンのテレビにはアトランティス国・ブラックレインの様子が
場内アナウンサー
「さてっ!いよいよ天の川銀河のあらゆる星のカケラから作ったお酒ブラックレインを一斉に皆様にお配りします!」
エマを越えたという触れ込みのリン
「わたしが、せーのっ!と言ったらみんなで ブラックレーインとご唱和下さい!この記念すべき日をみんなで祝いましょーー!」
場内
「おーー!」
「リン綺麗だぞー!」
「俺は今日からエマじゃなくリンに乗り換えだー!」
「俺も俺もー」
わー わー
、、、、
、、
30分後
アユタヤ
「ねえ見て見て、エマの一日の世界最高売り上げ8000ボル(※通貨単位)を開店2時間で超えてもう800万ボルだってー」
世界の人々はこうも簡単に、にっくきアトランティス国がエマをねじ伏せるのを見て非常にガッカリしました。
「なーんだ、やっぱり力に物言わすヤツが最後はエバれるんだ」
「これから店に行ってエマを応援したいけど、トホホ俺に払えるのは2ボルが限界だよ、泣」
と、その時、
ホワイトマウンテンの唯一の客・オヤジさん
「ここはウィスキーが旨いって聞いたぞぉー、おい、800万ボル払うからウィスキーくれ」
へ?
あのランニングシャツ着たタダのオヤジが?
世界のみんなは驚嘆
オヤジギャグ?
しかしながら、ホワイトマウンテンの外にはトラック10台、確かに中身は高額紙幣、、、
アトランティス国・ブラックレインのバックヤード
「おい、エマの泣きっ面見てやろうと思ってチャンネルかえたら、あのズングリのオヤジが今800万ボル払ったぞ!」
「エマも策を仕込んでいたのか」
「場内アナウンサーに徹底的に客を煽れと伝えろ!リンにも!」
ブラックレイン・場内アナウンサー
「みなさん!凄いお知らせでーす!いま、みなさまのおかげで売り上げが1000万ボルを越えましたーー!!みなさん、一緒に歴史を作りましょう!!」
場内
「おーー!」
「歴史が変わるトコロを俺は見にきたんだー!」
「エマごめーん!俺はブラックレインに乗っかるぜい」
エマ(ハリセンでオヤジさんを叩く)
「おい、オヤジ。はよ200万ボル追加や、ハリセン代よこせや」
オヤジさん
「よし、リンゴ酒強め!200万ボル」
2000万ボル
2500万ボル
3000万
4500万
7000万
、、
さて、いつまで続くのか、、、