【5】御伽の国、アトランティスの聖なるキャバクラの物語
お久しぶりです、タヌ吉です。
実を申しますと、わたくしタヌ吉がその当時のアトランティス国王だったのですよ。
タヌキがヒトをやっていることもあるということです。
私は心優しきエマとホワイトマウンテンで会いました。
エマは白菊のような美しさで、飾るところがなく妖艶なパワーがありました。
エマ
「これはこれは国王はん、敵国のキャバクラにお見えとは随分趣味がイイでんな」
アトランティス国王(タヌ吉←実はエマの仲間)
「ええ、世界最高の文化レベルを誇るレムリアの看板のようなお店だ、一度は体験してみたかったんです」
エマ
「ここはアンタらみたいな、やたら凝ったカンジの薄汚く、自己顕示的で、それでいて中身の無いカスのような接客や商品はおまへんでー」
アトランティス国王
「さすがエマさん、手厳しいですな」
エマ
「ワシゃ、世界のみんなが思ってるけど言えへん事を言っとるだけや」
アトランティス国王
「はっはっはっ、実に愉快、あなたのように含みの無い方のほうが実際には信用できます」
エマ
「アンタ、思ったよりエエ奴やないの」
アトランティス国王
「そんなに我が国は悪く思われているのですなあ、それでは説教接客が名物のエマさんに質問したい。我が国はどうすべきか」
エマ
「タヌキや、アンタらの国旗をタヌキ入りに変えなはれ」
アトランティス国王
「わーはっはっ、実に大胆、さすがさすが、それでは早速審議してみよう」
この模様は、実に全世界に生中継放映されていたので、世界の人々は、にっくきアトランティス国について「意外と悪い人ばかりじゃないのかも」と見直しをかけ、アトランティス国王ともやはり互角に渡り合ういつものエマに感服したのであります。
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